<Blog>自分は何色だ?

最近ふと思ったのだが、
この仕事で独立をしたときから
様々な経験をさせていただいてきたが、
なんだかんだいって理想的なお客さんに恵まれ
理想的なスタンスで仕事ができつつあり、
少しずつで、緩やかにではあるが
目指した方向へ流れていってるように思う。

ありがたいなぁ。ふと思った。
そんなお話を少し。

その中でひとつ大きいのは、
やはり昨年の立志庵(大阪産業創造館の施設)で
自分はこれからどこへ向かい、どうしいくのか?を
徹底的に向き合ったことだ。

企業でいうところの、
理念やビジョン、行動指針や社是
そんな基本的な“在りかた”を
改めて一から見直した。

まだ、具体的な言葉にならず
感覚的に自分だけがもっているような
部分もあるが、かなり明確になってきた。

気恥ずかしくて、言えなかったこと。
自信がなくて、発信できなかったこと。
理想と現実のギャップや、
客観的に見れない様々な事象。

経験を経て、歯車がかみ合ってきたのか?

それとともに、
捨てなければいけないことも
たくさんでてきた。

この瞬間はとてもエネルギーがいる。

頭ではわかっていても、
なかなか踏ん切りがつかないことも多々ある。

それでも新しく変化していくためには
そこを乗り越えなければいけない。

WEBサイトのリニューアルや、
ブランディングのお仕事をしている時も同様に
必ずここの壁があるように思う。

ここをいかに共に乗り越えていけるか?
乗り越えるためのお手伝いができるか?
その後にある理想、
visionを鮮明に描き、
そこに向かうエネルギーを創造できるか?

“カタチ”をつくる部分とは別の、
デザイナーやクリエイターの重要な仕事ではないかと思う。

最近、本当の意味で
依頼主のために考えることができてきている瞬間が
増えたように思う。
自分で言うのも何だが、
冷静に振り返るとそう思える瞬間がある。

一番は、感謝してもらえることや、
お客さんから誰かを紹介してもらえること。

下手な仕事をしていては、
それは中々起きづらいことではないだろうか。

昔はどうしても、自分の意見が正しいとか
こうすべきだとか、それから外れると
気持ちが少し切れてしまうような節があったように思う。

それも一つ、自分がどういう考え方を持ち
どういうスタンスで仕事をする人であるか、
自分のことなのに今頃ようやく掴めて、
またそれを打ち出すことに対する抵抗に
打ち勝つ自分になれてきたことからだろうか。

“自分の色は何色だ?”

以外とみんなわかっていないものなのかもしれないなぁ。

企業のキーカラーを考えている時に
そんなことを思った。

そう、だからデザイナーとして、企業やお店や
依頼主の鏡となり、
美容師さんが髪型を整えたり
スタイリストさんが服装を選んであげるように、
様々なものをあるべき形でデザインしたいのだ。

その企業にはその企業の、
その人にはその人だけの美しさ、良さが必ずある。

そこも以前に比べて、
よく見えるようになった…気がする。笑

幅、視野に加えて、
なんというか深さ、解像度が上がったように思う。

30代中盤に差し掛かったが、
まだまだ、まだまだ成長していけるし、
よりよいものをつくるべく挑戦し続けたいと思う。

PS.
一番上の写真は、雨の日の撮り歩きの時に見つけた
雨の雫を垂らす葉っぱが、街灯に照らされている様子。

憂鬱な雨のイメージが少し変わるほど、
雨の水滴に光が反射した街並みは
いつもよりキラキラしているように見えた。

普段は鬱陶しい車の行列や、水たまりも、
この日はやけにキラキラして見えた。

そんな雨の日というものを違う側面から見た、
美点凝視できた日。吉日。

いつもこんな気持ちでいられたら、
なんというか、たぶんハッピー。