<Blog>出し惜しみをしない

立志庵で出会った、O氏の紹介で
WEB制作についての相談を聞きに行った時のこと。

O氏との仕事は初めてで、一緒にお客さんのところへ同行した時の話。

持ち前のトークで、のっけから場をリードするように
僕が話しやすい場をつくってくれたO氏は、
この日のこの打ち合わせで、僕に気づきを与えてくれました。

O氏は、

何かしら相手にとって有益となりそうな情報を
惜しみなくどんどん提供するような姿勢

だったこと。

その間、お客さんはよくメモを取っていた。

なんだろう、「うわっ…」て思いました。

お客さんはきっと、この人とつながっていたら
いろんな知らない情報を提供してくれると思っているだろうと感じたし、
これはとてもシンプルだけど、とても大事なことだと思いました。

そして、過去の僕だったら
気づくことができなかったかもしれないと、なんとなく思った。

僕は、デザインの作り手側をずっと担ってきたこともあり
どちらかというと営業、セールストークのようなものに少し苦手意識があります。
性格的な部分も関係しているかもしれません。

だから、精一杯いいものをつくることで
仕事を呼ぶようなスタンスに終始していました。
語るより、もので示す以上のことはないだろうという
少し自分に酔っているかのような美学を少し感じていたかもしれません。

しかし、「あっそうか!」と、
シンプルにお客さんが知らないであろうこと、
かつ、もしかしたら何か役に立つかもしれないことを
ただ伝えるだけでも、そこに価値が生まれていると。

自分の得意な領域や分野のことは
ともすれば自分にとっては当たり前のことなので
伝えるまでもないように、やり過ごしてしまうところがあると思います。

しかし、相手にとっては、
大きな価値となりうる可能性があるということに気付かされた。

もちろん、恩着せがましくなく、そっと手渡すような感覚で。

お客様のところへ行く道中、
「アイミツになった場合はまず負けないんですよ〜」と
強気に言っていたことを、ふと思い出した。

根拠のない気概のようなものなのかなぁと
なんとなく思ってしまっていた自分を少し恥じた。

きっと、今日のように
お客さんのために何ができるか?をしっかり考えたり、
一見なんでもないように見えるようなことだけど

お客さんが注文していないけど、欲しいであろう部分

これが見えていて、そこが差になることをしっているんだろうなと。
プロである以上、言われたことをやるのは当たり前だから。

あぁ、なんだろう。
誰にでもできるんだけど、案外できていないことのような、
何か特別なことをする以前に、
こういう少しの気づかいのような部分できていますか?

そう問われているようで、
打ち合わせ一つから大きなことを学んだ日。

▽追伸
後日、O氏は「相手の求めている2つ上をいけば、間違いない」と言っていました。